こんにちは!コキリです。
いきなりですが、タイトルにもなっている温冷浴って知っていますか?
温冷浴とは文字通り、熱いお湯と冷たい水風呂に交互に入って、体中の血液の巡りをよくし、自律神経を整え、体調を劇的に改善する入浴法です。
さらに脳から神経伝達物質のセロトニンが放出され、すごく気持ちいい状態を作りだすことができます。
私は軽いうつの波を繰り返していた時期、近くの銭湯に通い温冷浴を定期的に行っていました。
勝手にセロトニンが増えて、うつが軽くなるだけでなく、
・首や肩のこりがとれ、
・無心状態、世界に溶け込んだような感覚になれ、
・美肌効果もあります。
無心状態や、世界に溶け込んだような感覚は、仏教でとても大切なことです。(のちほど、説明します)
近くに銭湯や温泉がないという方は、家の湯船に熱いお湯をはり、水風呂の代わりに冷たいシャワーを浴びるという方法があります。
それも厳しい方は、洗面器を2つ用意して、熱いお湯と冷たい水に交互に足を入れてみてください。
それだけでも効果があります。
では、温冷浴の詳しいやり方、効果のお話。
始めます。ここからは、敬語略で失礼します。
温冷浴と出会った
うつの波を繰り返していた2015年。
私は東京のシェアハウスで暮らしていたため、共同のシャワーのみ。湯船につかりたいときは、銭湯を利用するしかなかった。
幸い近くに改装されたばかりの銭湯があったので、そこに行っていた。
いつ頃からだったか忘れたが、銭湯の壁に、
温冷浴(交互浴)のすすめ
という案内が貼られた。
これではないが、こういう感じの↓
貼り紙の説明によると、熱いお湯に入ると交感神経が優位になり、冷たい水風呂に入ると副交感神経が優位になる。
それを交互に繰り返すことで自律神経のバランスがととのう。
湯冷めしない入浴法とも言われており、体から冷気を追い出すことができる。また、幸せホルモンが出て、脳を気持ちいい状態にしてくれる。
ほんまか?
と思ったが、興味があったので、やってみることにした。
温冷浴のやり方
やり方
①熱い湯船(42度)につかる。(水風呂に入って平気なくらい芯から体を温める)
②水風呂(14~18度)に約1分入る。
③これを7回繰り返す。(回数は自分で調整。やりすぎ注意)
※注意
高血圧の方、心臓や肝臓など内臓に持病のある方、発熱のある方、体調の悪い方は、避けましょう。また高齢の方は、行う前に医師に相談してください。
温冷浴を実際にやってみた
さて、実際にやってみると、
熱いお湯に入るのはいいのだが、水風呂には入り慣れていないと、足をつけただけでヒャッとなった。笑
私がなかなか肩までつかれずにグズグズしていると、そばにいたおばちゃんに、
「お姉ちゃん、ガバっとつかるのよ。ガバっと。そうしたら寒くないから」
と注意される始末。笑
おばちゃんの言う通り、一気に肩までつかると、確かにすぐに冷たさを感じなくなった。
1回目2回目3回目くらいまでは、特に変化を感じなかったが、4回5回6回と繰り返すうちに、明らかに脳と体が変わってくるのが分かった。
温冷浴の神がかった効果
まず、体から冷気が抜けた。
あれ?のどを冷たい空気が通ってった……
あれ?あれ?
本当に、口から冷たい空気が出て行くのが分かって驚いた。笑
それから、だんだん周りから喧騒が消えた。
銭湯だから話声とかがするのだが、それが消えて、水の音だけが大きくなって、無心状態になった。
頭から思考が消え、何も考えていない状態。
ただ、水の音だけが響いている状態。
世界の中に、溶け込んでしまったような感じ。
うつを繰り返していた私は、常に思考して頭がパンク状態だったので、無心になれたことで久しぶりに頭を休めることができた。
それだけでもすごく意味があった。
さらに、自分という個が薄まり、世界の中に溶け込んで一体になったような感覚がすごく気持ちよかった。
これは仏教ですごく大切な感覚で、自分は世界の1部なんだ、世界とのつながりの中で生きているんだという感覚だ。(自他一体)
人は、自分と自分以外のものを区別してしまうと苦しさが生まれる。
たとえば、人のことが羨ましくなったり、憎くなってしまったり。
「自分も他人も、苦しみを持ったひとりの人間なんだ」と思えると、心がおだやかになってくる。
「自分も他人も世界の1部で、みんなつながっているんだ」という孤独とは無縁の感覚だ。
10回くらい繰り返したと思う。
銭湯から上がるときには、快感状態になっていた。
気持ちいい状態が、数時間続いた。
さらっと言ったが、普段の生活の中で気持ちいい状態が何時間も続くことは、なかなかない。
普通、気持ちいいことがあってもすぐにまた元に戻ってしまう。
それが数時間も続いたのだから、驚いた。
これは、もうハマってしまった。
体中に血が巡るし、無心になれるし、何よりも気持ちいい。
うつ状態から強制的に脱出させてくれる、魔法のような数時間
だった。
銭湯代480円(東京)のみクリアできれば、あとはいいことしかない。
銭湯まで行くのしんどい、銭湯代もないというときは、家で洗面器に熱いお湯と冷たい水を張って足を交互につけた。
これは、体の血流をよくする方法なのだが、家で簡単にできるのでオススメだ。
うつが辛い方へ
ここまでお読みいただきありがとうございます。
うつ病というのは、脳の病気です。
温冷浴をすると、脳が変わるのがリアルに分かります。
勝手に幸せホルモン(セロトニン)が出て来ます。
自他一体の感覚を体験できるのも、魅力です。
興味のある方は、ぜひ試してみてください。
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