こんにちは!コキリです。
この記事では、デッサンモデルのバイトと絡めつつ、うつ病を軽くする視点について話していきます。
コロナ禍で、いろんな仕事に変化が出ました。
今回は、コロナでデッサン会(10人くらいでモデルを囲って描く)ができなくなった画家さんの、個人デッサンモデルをしてきました。
知り合いからの紹介でしたが、普通に応募もできる案件でした。
たまにいつもと違う仕事をすると刺激になるし、楽しかったです。
案外「ANYTIMES」や「ジモティー」などで検索してみると、このようなお仕事は転がっていたりします。
全然知らない人は怖いかもしれないので、アプリの「評価欄」を参考にしてみてくださいね。
うつ病のときって、新しいことをすること自体が、ものすごく怖かったりします。
その気持ちは、すごく分かります。
私は電話に出たり電車に乗ったりすることすら、怖くてできなくなったことがありました。
そんなときにムリをする必要はないのですが、殻を破って1歩外に出てみると気分が変わるのも事実です。
うつがしんどい、苦しい、ばかり考えてしまうときは、えいっと外に出ていつもと違う体験をしてみると苦しさが和らいだりします。
意識を「うつが苦しい」から別のところに向けるのです。
仏教では意識を広げることで「苦しい」以外の感情が心に入るスペースを作ることが、とても大事になってきます。
話を戻します。
待ち合わせは都内の駅改札。
10分くらい歩いて、画家さん(以後サイトウさんと呼ぶ)のアトリエ兼、自宅に到着。作品や絵の具、筆などがたくさん置いてある、まさにアトリエという感じの部屋でした。
アトリエに入ったことがなかったので、私の目にはとっても新鮮に映りました。
筆の入れ物がチップスターなのが可愛くて突っ込んだところ、
「チップスターが丁度いいんだよね」
とのこと。笑
私はモデルの経験が全くなかったので、90分も動かないでいられるかが1番心配でしたが、全く心配の必要はありませんでした。
「ソファに座ってスマホ触ってていいよ」
とサイトウさん。
ええ?
そんなに、ゆるくていいの?
ほんとに、ソファでスマホを見ながら、お喋りしているだけでした。
サイトウさんがずっと話してくれるので、退屈することもありませんでした。
15分に1回くらい休憩があったけど、ずっと休憩しているようなものだったので、ほとんどスルーしました。
サイトウさん曰く、
「普段のデッサン会では10人くらいでモデルを囲んで、4、5時間やるんだよ。そのときはモデルも動けないから大変だと思う。今回は個人でやってるから、気楽に自由にね」
とのこと。
なるほど。通常のデッサンモデルは大変そうです。
休憩があるにしても、長時間ポーズをとって、動かずにいなければいけない。
描いてる人が10人もいたら、緊張もしそうです。
モデルをしている間、私はずっとソファに座っていましたが、サイトウさんは座ったり立ったり場所を変えたりして、いろんな角度から描かれていました。
「人の顔って見る角度によって全然違う。
普段自分の横顔とかあんまり見ないから、自分の顔でも知らないことって多いよね」
とサイトウさん。
ふむ。
私達は普段、自分が見ているものが全てと思いがちだけど、決してそんなことはない。
一旦立ち止まっていろんな角度から見てみると、今までにはなかった気付きがあるかもしれません。
たとえば、うつになると
「苦しい苦しい、あのブラック起業の上司のせいでうつになってしまった」
とばかり思ってしまうかもしれませんが、ちょっと角度を変えて見てみるといいかもしれません。
ブラック起業に勤めることになった、自分の生き方はどうなのかな。
本当に自分らしく生きてきたかな。
嫌な上司は、実は強いコンプレックスをもっていて、それを部下にぶつけている可哀想な人なのではないかな。
とか。
うつ病はくるしいばかりだと思っていたけど、視点を変えて見てみると、ここから自分らしく生きるチャンスを得られたんじゃないか
とか。
サイトウさんは、
「自分の顔でも知らないことって多い」
と言われていましたが、
自分のことも知らないことはいっぱいあります。
普段何を考えているか、どんな価値観を持っているかすら、自分のことでも分かっていないことはよくあります。
客観的にいろんな角度から自分を知ることは、うつ病回復の役に立ちます。
自分を客観的に多角的に見ることで、なんでうつになったのか、うつになった意味は?なんで苦しいままなのか、などが見えてきます。
ただひたすら、苦しい感情に埋もれていては、うつは改善しません。
話を、デッサンモデルに戻します。
サイトウさんと楽しく話しているうちに、90分はあっという間に経っていました。
出来上がったデッサンはこちら↓↓
このほかにも、何枚か描かれていました。
出来上がったデッサンを見ると、私の特徴が的確に捉えられていて、
「おお、私やん」
って思いました。笑
自分の姿が絵になるということが、シンプルにすごく嬉しかったです。
90分のモデルを終えて、モデル料3500円+交通費をいただき、帰路につきました。
画家さんという普段あまり出会えない方の貴重な話を聞けたり、モデルの体験ができたりと、本当に刺激的な楽しい時間となりました。
あなたも、うつうつしているとき、ぜひ1歩外に出て、うつ病以外のことを考えざるを得ない時間を作ることを考えてみてくださいね。
サイトウさんのインスタはこちら↓
saito.katuya
数か月後…..
素敵な色をつけていただきました↓↓
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