こんにちは!コキリです。
今月も脱うつ病コミュニティのZOOM意見交換会を行いました。↓
意見交換会ではいろんな話題が出ましたが、その中から
「自己肯定感の低さはどうすればいいか」
というお話をします。
自己肯定感とは、
自分は自分でいいんだー
という感覚のこと。ありのままの自分を認めてあげるということです。
うつ病の人の中にはこの自己肯定感がかなり低い人がいます。
「私なんて生きてる価値ない」
「学歴も容姿も何もかも自信ない」
「死にたい」
なんて相談が来ることもあります。
自己肯定感を上げるというのは、
「自分のことを大好きになる」
ということではありせまん。
「ありのままの自分を受け入れる」
ということです。
たとえば、
強い自分になろう!とか
かっこいい自分になろう!
とするのではなく、まずは、
弱い自分もじぶんだ
かっこ悪い自分もじぶんだ
と受け入れる。弱い自分もかっこ悪い自分も、そのまま受け入れてみる。
勇気を出して自分をありのままに見つめると、イヤなところもいっぱい見えますが、愛おしくもなります。
仏教では
中道(ちゅうどう)
という教えがあります。
0か100かに偏るのはよくないという意味です。
「大好き」と「大嫌い」、「いい」と「悪い」などに感情が大きく偏ってしまうと苦しさを生みます。
自己肯定感の低い人は、自分を大好きになるのではなく、ありのままの自分を肯定することが大切になってきます。
といっても、なかなかありのままの自分を受け入れるなんてできないと言う人もいると思います。
そういう人は自己肯定感を上げる1つの方法として
「感謝される」
をおススメします。
人は感謝されると自己肯定感が上がります。
感謝されるというのは、自分の価値を認めてもらうことにつながるからです。
では、どうやって感謝されればいいのか?
感謝されるには、まず、あなたが「感謝する人」になることです。
私たちは、
感謝されたい
と思ってしまいがちですが、感謝されたいとばかり思っていても現実はなかなかうまくいきません。
感謝されたいオーラ
が出ていると、逆に引かれてしまいます。
だけど、自分が感謝する人になると自然と人から感謝されるようになります。
感謝する
↓
人から感謝される
↓
自己肯定感が上がる
という流れです。
私はうつ病になる前は「感謝って何?」というような傲慢な人間でしたが、うつでいっぱい苦しい思いをしてからは、当たり前のことへの感謝を覚えました。
うつ病でできなくなってしまった、身だしなみを整えるとか、ごはんを食べるとか、本を読むとかがふたたびできるようになったときに、
今まで当たり前だと思っていたことって当たり前ではなかったんだ
と感謝する心が芽生えました。
感謝できるようになるとうつの苦しみ自体も減っていきました。
自分が感謝する人になってからは、人から感謝される機会も増えました。
感謝されると「私、人の役に立ててる」という実感がうまれ、自己肯定感が上がっていきました。
仏教式に自己肯定感を上げる方法は感謝すること。
まずは身近な、毎日のごはんや屋根のある家、自分を支えてくれている人などに感謝することから、私ははじめました。
もう1つ。
もしも、自分ではなく人の自己肯定感を上げたい場合は、その人に
感謝する。
もしくは
褒める。
と、彼(彼女)の自己肯定感がアップします。
うわべだけで感謝したり褒めたりすると逆効果なので、ちゃんと相手のことを観察して根拠に基づいて行います。落ち着いて冷静に相手を見てみるとその人に感謝すべきところ、褒めるべきところが見えてきます。
誰でも感謝されたり褒められたりしたら嬉しいし、
私って価値があるのかな
って感じます。
さて、今月の意見交換会の中でも、
自己肯定感のお話
を取り上げました。
お読みいただきありがとうございました。
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