こんにちは!コキリです。
いきなりですがあなたが最後にブランコを漕いだのはいつですか?
子どもの頃に公園などで遊んだことがあっても、大人になってからブランコを漕いだという人は少ないかもしれません。
私も幼い頃は大好きだったブランコですが成長してからは長らく乗っていませんでした。
私は11年もの間うつ病を患っていたのですが、軽いうつの波が続いていたときふと、
ブランコ漕ぎたいなあ
と思いました。
ブランコを漕いだときの解放感を思い出し無性に漕ぎたくなってしまったのです。
しかし、すぐに実行には移せませんでした。
なぜなら恥ずかしかったから。
いい大人がブランコなど漕いでいたら人からどう思われるか分からない。
ない、ない
と思いました。
私は当時、仏教の教えを使ってうつ病の自分と向き合っている最中でした。
その中に「自分なりのストレス解消法を見つける」という課題がありました。
仏教では呼吸法や瞑想などで気持ちを落ち着けることが多いですが、自分なりのストレス解消法として
「ブランコを漕ぐ」
のもいいんじゃないかと思いました。
そこで、下見に行きました。
当時私は、山手線の駅から徒歩10分くらいのシェアハウスに住んでいました。
シェアハウスの近くを散策してみると、何と、ブランコのある公園が3つもありました。
そのうちの2つは住宅街の中。1つは保育所の近く。
うーん。
人通りも多いし子どもも多いし、私がブランコを漕いでたらかなり目立ちそう…。
恥ずかしさが勝り、私のブランコ漕ぎへの想いはしぼんでいきました。
しかし、ここで私は名案を思い付きました。
人通りが少なく子どももいない、朝早くか夜に漕げばいいんだ!!
ということで、早朝5時。(何月か忘れたが春~秋のどれか)
私は保育所近くの公園に出向きました。↓↓
期待通り、誰もいませんでした。
いざ、ブランコへ。
何十年ぶりに、私はブランコを漕ぎました。
乗る前はまだ恥ずかしさが残っていたのですが、地面を蹴ってブランコを前後に漕いでみると、
めちゃくちゃ気持ちいい!!
すぐにクセになりました。笑
現実から離れて空中を舞う一時。
無邪気だった童心を思い出し、うつで苦しいという現実を空が受けとめてくれる気がしました。
漕いだときに見える青空↓↓
私は夢中でブランコを漕ぎました。
犬の散歩をしている人が通り、こちらをびっくりした目で見て来たときは躊躇してしまいましたが、それもだんだん慣れました。
最終的には、
大人がブランコ漕いで何が悪い
という心境に至りました。笑
のちに調べてみると、ブランコには、
血圧を調整している部分を刺激し心拍数を穏やかにし、緊張を解きほぐしてくれる効果があるそうです。
私にブランコ漕ぎの習慣ができてからしばらくすると、驚いたことにブランコを漕ぐ大人が他にも現れました。
1人はスーツの会社員、もう1人は制服姿の女子高生。
ある日の夜、公園に行くと私と全く同じブランコを人目も憚らず漕いでいました。これには驚きました。
ええ!! 仲間?!
声を掛ける勇気はなく、私は自分がブランコに乗ることは諦めて通り過ぎました。
その後も何度か見かけました。女子高生の方が見かける頻度が高かったです。
私の真似をしたのか、もしくは私より先にブランコ漕ぎをしていたのか。
真相は分かりませんが、とにかく同じようにブランコでストレス解消をしている大人がいることが嬉しかったです。
うつで悩んでいる方へ
あなたの「自分なりのストレス解消法」は何でしょうか?
私のストレス解消法は「ブランコ」
もしも興味があれば、早朝などに1度思い切りブランコを漕いでみてください。
大空はうつの苦しさや悩み、全部受け止めてくれます。
ちなみに、脱うつした今でもたまに漕ぎに行きます。笑
ここまでお読みいただきありがとうございました。
コメントお待ちしています。
「仏教で脱うつへ」の道しるべを記した
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